ダイセル化学工業(株)は、自動車エアバッグ用インフレータ事業のグローバル展開を推進する一環で、ヨーロッパにおける生産・販売拠点としてポーランドにダイセル・セイフティ・システムズ・ヨーロッパ(DSSE)を設立する。
同社は、自動車エアバッグ用インフレータ事業において、2010年に世界シェア20%の獲得を目標にグローバル展開を図っており、2000年に設立した米国のダイセル・セイフティ・システムズ・アメリカ(DSSA)が2002年7月より商業生産を開始、順調に事業を拡大しており、また、2002年に設立したタイ国のダイセル・セイフティ・システムズ・タイランド(DSST)も本年3月より商業生産を開始する。
新会社は、日本、米国、タイ国に次ぐ第4の生産・販売拠点で、生産開始は2006年春頃を予定している。
当初の生産能力は、パイロインフレータ年産120万個(運転席用および助手席用)、ハイブリッドインフレータ年産210万個(サイド用、カーテン用、ニー用)。
新会社の概要
設立予定日:2004年3月
会社名:DaicelSafetySystemsEuropeSp.zo.o.
所在地:ポーランド
資本金:500万ズロチ(1.5億円換算レート30円/ズロチ)
事業目的:自動車エアバッグ用インフレータの生産および販売、ならびに関連原料・部品の生産