出光興産(株)と(株)ジャパンエナジー(以下:Jエナジー)は10月1日、石油製品の物流コストを削減するため、両社油槽所の相互利用を行う。
両社は、油槽所のさらなる相互利用について、物流コスト削減の観点から今後も検討を継続していく。
出光興産は、同社の小名浜油槽所を廃止し、Jエナジーの小名浜油槽所を利用し、Jエナジーは、同社の塩釜油槽所および福岡油槽所を廃止し、出光興産の塩釜油槽所および福岡油槽所を利用する。
相互利用の対象となる上記3油槽所に対して、両社で約5億円を投じて出荷能力の増強を図る。
油槽所運営コストの削減および油槽所への製品搬入船の大型化等により、両社合わせて年間3億円程度のコスト削減効果を見込んでいる。
現在、両社はそれぞれ他の石油会社と物流提携の関係にあるが、今回の施策については、立地等の関係からそれらの提携の対象外となっている油槽所を対象としており、これまでの物流提携に影響を与えない。