ディー・エイチ・エル・ジャパン(株)は、特定非営利活動法人ピースウィンズ・ジャパン(以下:PWJ)が実施する、アフリカ・シエラレオネ共和国の難民キャンプの子どもたちへの支援プロジェクトに協力し、企業から寄付された約750kgの文房具を無償でシエラレオネへ輸送する。
PWJは、紛争や貧困などの脅威にさらされている人びとに対して支援活動を行うNGO(非政府組織)。現在、PWJがシエラレオネの内陸都市、ボーで運営する2つの難民キャンプには、約11 000人のリベリア難民が生活している。
しかし、国際社会からアフリカへの支援予算が削減され続けるなか、特に子どもの教育はその犠牲になっており、難民キャンプだけでなく、シエラレオネの学校にはノートや鉛筆、消しゴムなど、勉強するのに必要な基本的な文房具も不十分。
特に筆記具は国内で生産できないため入手は困難な状況で、PWJでは難民キャンプの子どもたちに文房具を届けたいと考え、支援企業との協働プロジェクトを立ち上げた。
今回DHLは、約750㎏分の文房具の国際輸送をサポートすることになった。文房具は、鉛筆製造業者で結成された組合「日本鉛筆工業協同組合」と、書籍・文房具などを販売する「有隣堂」がそれぞれ業界に呼びかけ、鉛筆約65 000本、消しゴム約4 400個、ノート約1 600冊が集められた。
寄付された文房具は3月9日に集荷され、エアエクスプレスで現地PWJ事務所を通じシエラレオネの難民キャンプの子どもたちに届けられる。