東京ガス(株)と帝国石油(株)は、北関東エリアにおける天然ガスの更なる普及拡大を目指し、旺盛な需要への対応と安定供給を図るために、2012年の供用開始を目標とする「群馬連絡幹線」構想について共同で検討を実施することで基本合意した。
「群馬連絡幹線」構想により、東京ガスは既存パイプラインネットワークの北端からガス供給を受けることで供給安定性の向上と調達原料の多様化によるメリットが期待され、帝国石油は国産天然ガスの販売先を安定的に確保することが可能となる。
東京ガスは東京ガス群馬支社の供給エリアを中心とする範囲を、帝国石油は新東京ラインと両毛パイプラインを中心とする範囲を、それぞれ建設・保有することで設備投資負担を分散するとともに両社の既存ネットワークを強化し、更なる天然ガスの普及拡大を図る。
また、一部区間については、東京ガス群馬支社管内の旺盛な需要への対応策として、パイプライン建設を先行実施し、2010年の供用開始を目指すことで、両社合意している。