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住友商事、オムロンソフトウェア/物流ITSソリューション事業を展開

2004年03月25日/未分類

住友商事(株)とオムロンソフトウェア(株)は物流ITSソリューション事業に関するパートナーアライアンス契約を締結した。

両社は共同で製造業全般、よ輸送業を対象とした総合的なロジステックスシステムの提供を目的とした事業を展開する。両社は物流ITSソリューション事業で年間20億円の売上を目指す。

住友商事は従来よりコアコンピタンスとしてロジスティックス構築力を掲げ、自社向けのみならず、他社向けにも総合力やコスト競争力を武器にロジスティックス事業に取組んでいる。

住友商事ではこうした物流事業の取組みを通じて日本におけるロジスティックスは人間系による管理が一般的であり、最適なトータルロジスティックスシステムを構築することより、物流コストの大幅な削減や物流のより一層の効率化の余地があると判断し、事業参入の機会を模索していた。

そこでFAによる生産の高度化や、自動改札を用いた駅自動化、都市交通管制システムによる広域交通制御など、産業、社会の大規模システムのエンジニアリングを得意とし、デジタルタコグラフやGPS、配車計画ノウハウを利用した物流システム構築技術を持つオムロンソフトウェアをパートナーに選び、両社のコアコンピタンスを組み合わせることにより物流ITSソリューション事業の展開を行っていく。

具体的な事業は、対象とする顧客の物流コスト削減、輸送の効率化、さらには乗員の安全確保など、ロジスティックスの最適化を目的としたコンサルティング、システム構築、及びシステム運用等の物流ITSシステムのソリューションサービスを提供する。

両社は顧客の現行のロジスティックスを各業務プロセスごとに綿密なコンサルティングを行い、各業務プロセスの改善ポイントを洗い出し、またコスト分析を行う。

コンサルティングの分析結果に基づき、顧客が持っている既存のシステムの活用も考慮したシステム全体の構想を立案する。そうした構想に基づきそれぞれの顧客に最適な運行管理システム、配車計画支援システム、動態管理システム及び車輌メンテナンス管理システムを構築する。

それぞれのシステムはデジタルマップ、デジタルタコグラフ、GPSなどいわゆるITSを支援する機器と連動し、効率的なロジスティックスの実現に効果を発揮する。従来こうしたシステムは汎用的なERPパッケージを用いたケースが多かったが、両社の提供するサービスは価格競争力を維持しながら、それぞれの顧客の業態に適合したソフトウェア資産を活用するシステムソリューションの提供を特徴としている。

両社は複数の顧客から受注を獲得すると同時に、建築資材輸送等を行う業種への物流ソリューション事業の展開をはかり実績を積み重ねている。

顧客サイドでは確実に物流コストの削減、輸送の効率化を実現し、こうした改善によりエンドユーザーの顧客満足度の向上にも効果があがっている。住友商事、オムロンソフトウェアでは今後、ICタグを利用した輸送品管理システムなどのサービス拡充を予定している。

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