三菱化学(株)は、サソールリミティッドとアクリル酸及びアクリル酸エステルの事業合弁と製造合弁会社2社を設立し、計画どおり商業運転がスタートし、平成16年4月より製品出荷を開始する。
製造合弁会社であるサソール・ダイヤ・アクリレーツ南アフリカ社がサソールブルグに建設したプラント群は、単一反応炉で8万トン/年の製造能力を持つアクリル酸プラントと、そのアクリル酸を原料に、アクリル酸ブチル、アクリル酸エチル、精製アクリル酸あわせて12万5千トン/年を製造するプラントからなる。
同12万5千トンの内10万トン超は南アフリカからアジア、ヨーロッパ、アメリカなど世界各国に輸出される予定で、本年4月より南アフリカのダーバン港から製品輸出が開始される。
マーケティングは、事業合弁会社であるサソール・ダイヤ・アクリレーツ社が担当し、既にサソールブルグのプラントサイトに国内外向けの出荷設備を設置し、アメリカ、東アジア市場でのストックポイントを確保している。