新明和工業株式会社は2月23日、タイ国・バンコク市のサイマイごみ中継基地に「ごみ中継施設」を納入したと発表した。
<バンコク市のサイマイごみ中継基地>
同市が進めている衛生的で効率的な廃棄物の処理を実現するために建設されたごみ中継基地に対し、基地の要素機器となるごみ圧縮設備4基、受入供給設備4基、コンテナ60基、付属設備の機器一式となるごみ中継施設を受注金額約7億円で請負、納入したもの。
2007年に同国のノンケムごみ中継基地に「ごみ中継施設」を納入しており、今回のサイマイごみ中継施設は、バンコク市内で2物件目となる。
今回は、メンテナンス性の向上を目指して機器の現地調達比率を90%まで引き上げた結果、機能部品の短納期化に成功し、工事期間を短縮した。
同社製の施設を採用することにより、収集車で集められたごみは、施設内で約1/2に高圧縮されながら密閉型の大型のコンテナにつみ替えられ、大型のトレーラーで埋立地まで輸送され、衛生的で効率的なごみの運搬が実現したとしている。