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クボタ/中国に水処理会社を合弁と独資を設立

2011年03月08日/国際

クボタは3月7日、中国大手水処理エンジニアリング企業の久保田国禎環保工程科技(以下:安徽国禎社)との合弁会社と、クボタ独資による新会社を設立し、中国水処理市場に本格参入、事業拡大を目指すと発表した。

合弁会社は、クボタが保有する高度水処理技術であるMBR技術のコア製品である膜装置の生産を行う。また、安徽国禎社が保有する中国国内10か所の営業拠点網の活用や下水処理場の設計・調達・建設までのエンジニアリングノウハウを活かし、中国水処理事業の早期立ち上げを目指す。

独資会社では、主に合弁会社がカバーしない水処理市場(産業排水再利用や農村部環境対策)向けに、プラントエンジニアリング事業及び膜装置や浄化槽等の機器販売を行う。2社は相互に補完しながら、クボタグループ全体で中国水処理市場での事業拡大を目指すとしている。

なお、合わせて、クボタ初の地域統括会社「久保田(中国)投資有限公司」(仮称)を設立、地域戦略の立案・実行と現地事業会社への経営支援を強化し、クボタグループの総合力を発揮する体制を構築する。

■合弁会社概要
会社名(仮):久保田国禎環保工程科技(安徽有限公司)
設立予定:2011年4月
所在地:安徽省合肥市(あんきしょうごうひし)
資本金:約4.4億円
出資比率:クボタ50.5%、安徽国禎社49.5%
事業内容:中国水処理市場向けMBRのプラントエンジニアリング及び膜装置の製造・販売
従業員数:55名(2014年予定)

■独資会社概要
会社名(仮):久保田環保科技(上海)有限公司
設立予定:2011年4月
所在地:上海市
資本金:約8億円
出資比率:クボタ100%
事業内容:中国水処理市場(主に産業排水再利用、農村部環境対策)向けプラントエンジニアリング及び機器の販売
従業員数:40名(2014年予定)

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