SBSホールディングス(以下:SBSHD)は3月22日、東北地方太平洋沖地震によるグループの被害状況を発表し、2名の死亡を確認するとともに、1名が安否不明、1名が行方不明となっている。
フーズレックの子会社である東北ウイングで従業員2名の死亡を確認、1名が安否不明。日本貨物急送の釜石営業所の従業員1名が行方不明となっいる。引き続き安否不明者の確認を急いでいる。
施設などの被災状況では、フーズレックの岩沼物流センター、岩沼第一センター、岩沼第二センターの3センターが津波による浸水被害を受けており、業務再開は難しいとしている。仙台卸町センターは地震により、建物に一部損傷があるものの、津波の被害も受けず復旧可能な状態だが、再開は未定としている。
日本貨物急送の釜石営業所は建物全体が津波を受けており、使用不能となっている。車両は6台が津波による水没・流失被害を受けている。
関東地方のグループ会社では、2つの物流センターが大きな荷崩れを発生した他、複数個所で落下被害などを受けた。現在までに一部を除き復旧し、関東地方では正常に業務が行われている。
なお、グループ企業のティーエルロジコムは、大型量販店、大型小売店、卸売業などが提供するポリタンク、コンロ、毛布、食料品などの救援物資を大型車両延べ100台で東北5県に緊急輸送を行っている。また、義援金として1000万円を供出することを決定している。
SBSHD/日本精工の物流子会社NSKロジスティクスがグループ企業に