国土交通省は4月20日、首都圏空港(成田・羽田)における放射線の測定状況を発表した。
それによると、20日午前中の成田空港は0.000110mSv/h(年換算値0.96mSv)、羽田空港は0.000079mSv/h(年換算値0.69mSv)だった。
年換算値とは、計測点における1時間あたりの放射線量を1日24時間365日昼外で浴び続けた場合の数値。
文部科学省HPで公表している日常生活で浴びる放射線の例として、胸のX線検診(1回)は0.05mSv、東京-ニューヨーク航空機で1往復0.2mSv、胃のX線検診(1回)は0.6mSvとなっている。
WHOでは、人間は通常の生活で平均して年間3.0mSvの放射線を浴びている。
なお、福島第一原子力発電所から羽田空港は約236km、成田空港までは193kmとなっている。