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郵船ロジスティクス/3月期の売上高30%増、営業利益2.1倍

2011年04月29日/決算

郵船ロジスティクスが4月28日に発表した2011年3月期決算は、売上高1607億8800万円(前年同期比30.2%増)、営業利益49億4700万円(114.1%増)、経常利益60億6800万円(82.5%増)、当期利益36億2100万円(134.4%増)となった。

航空輸出は、期初に欧州向けの事務機器関連品やアジア向けの建設機器関連品の取扱いが伸びたものの、第2四半期以降は急激な円高進行や海外市場における在庫復元の一巡等で欧米向けの荷況が鈍化。

第4四半期に入り自動車関連部品等の取扱いが回復してきたが、3月の東日本大震災の影響により荷動きも一時的に停滞し、本格的な回復には至らなかった。この結果、貨物取扱重量は対前期比4.3%の増加。

航空輸入は、第3四半期よりアジア発の半導体関連品や衣料品の取扱いが鈍化したが、米州発の医療機器関連品の取扱いが順調に推移した他、欧州発のボジョレーヌーボーの取扱い等が堅調だったことから、取扱件数は対前期比5.8%の増加となった。

海上貨物は、これまでの精密機器の輸出や大型医療機器の輸入に加え、2010年10月にNYKロジスティックスジャパンとの事業統合が完了し、海上貨物のフォワーディング体制が整い、輸出海上貨物の取扱量が前期に比べて増加した。

来期の業績予想は、売上高3530億円(119.5%増)、営業利益111億円(124.4%増)、経常利益111億円(82.9%増)、当期利益50億円(38.1%増)を見込んでいる。

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