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輸送管理システム市場/不況から立ち直った

2011年05月17日/調査・統計

ARCは5月17日、TMS(Transportation Management Systems:輸送管理システム)市場はグローバル不況から回復したと発表した。

2010年、市場はインフレ状態より大きく成長し、この伸びは2015年まで続くものと予測している。

ARCはTMS市場を3つの分野に区分している。

「計画立案と実行」をソリューションは荷物を移動するために輸送業者を利用する荷主によって使用されるエンドツーエンドの輸送システム。

「フリート管理」は、輸送設備を所有し、それらの設備を効率的かつ効果的に運用する必要がある荷主と輸送業者のためのエンドツーエンド・ソリューション。

「ポイントソリューション」が、エンドツーエンド輸送プロセスの一部分のみをカバーするさまざまなシステムの総称。

ネットワークを活用するマルチテナント・ソリューションは、依然としてこの市場の主要な成長促進因子である。

マルチテナント・ソリューションはファイアウォールに守られた従来型のソリューションと同等に豊富な機能を備えることができるかどうかについて、否定的な意見がいくつか見られる。

ネットワーク型TMSのサプライヤのほとんどは、明示的または暗示的に、彼らのソリューションは最先端のファイアウォールに守られた計画立案実行ソリューションほどの豊富な機能を備えていないということを認めている。

しかし、2つの大手サプライヤは、彼らのネットワーク型ソリューションは機能豊富であると主張している。両者は、彼らのアーキテクチャがそれを可能にしていると述べている。

一方、市場のいくつかの大手サプライヤは、シングルテナント構造に基づく機能豊富なソリューションを提供している。

Oracleのような、これらの大手サプライヤのいくつかは、計画立案はファイアウォールに守られたまま、ネットワーク・ソリューション・プロバイダに基づく実行を可能にするために、ネットワークプロバイダと提携している。OracleのネットワークパートナはE2openである。

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