SGホールディングスは5月25日、東日本大震災による影響を発表し、人的被害ではグループ従業員2名死亡(正社員1名、臨時社員1名)、物的被害では、石巻店、気仙沼店、大船渡店、仙台空港営業所が全壊した。
さらに、佐川グローバルロジスティクス仙台SRCが半壊、SGモータース東京店構内が液状化などの被害を受け、車両は計66台(軽24、小型30、中型10、大型1、セミトレーラーシャーシー1)が損傷を受けた。
グループによる支援では、日本赤十字社と締結している搬送協定により、地震発生直後から活動を開始。内閣府緊急災害対策本部などの行政機関・地方自治体・各トラック協会などの要請を受けた救援物資の輸送には、3月末段階でトラック134台分を配達した。
また、宮城県内の各自治体の要請を受け、被災地における物質集積所から各避難所への物資輸送を現在も実施している。輸送対象避難所数は石巻市が173か所、東松島市が80か所、女川町21か所。
グループ全社での被災者優先雇用では、約2500名(年間)を募集しており、すでに石巻、東松島、女川地区で100名のボランティア・緊急物資輸送などの臨時社員を募集しているが、今のところ応募者51名で、その内29名が内定となっている。
なお、SGホールディングスとグループ従業員有志により、義援金5000万円は5月10日に日本赤十字社に寄贈した。