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日本海事センター/4月の復航荷動き59.2万TEU

2011年06月21日/調査・統計

日本海事センターは6月17日、4月の日本・アジア/米国間のコンテナ輸送情報をまとめ、往航荷動き量は、20フィートコンテナ換算で107.1万TEU(前年同月比6.4%増)で、2か月ぶりの増加となり、2011年1-4月の累計では、4月がプラスに転じたことにより、402.8万TEU(4.2%増)となった。

復航荷動き量は、前月3月の60万TEU台には届かなかったものの、過去2番目となる59.2万TEU(9.7%増)。荷動き量は7か月連続で50万TEUを超えるとともに、前年比ベースでも7か月連続の増加と好調を持続している。

日本積は「自動車部品」(前年比1.3%減)、「自動車、トラック等のタイヤ、チューブ」(6.7%減)など日本積を牽引する自動車関連貨物が減少したものの、「テレビ、ビデオ等の映像・音響製品」(同9.2%増)、「建設機械」(72.8%増)、「一般電気機器」(同21.2%増)などが好調であったことにより、2か月ぶりの増加となる前年比4.2%増の4.9万TEU(全体に占めるシェア4.5%)。東日本大震災による貨物の減少が懸念されたものの、4月の日本積への影響は最小限にとどまった。

日本揚は、4か月連続の増加となる前年比9.2%増の8.0万TEU(全体に占めるシェア13.5%)。韓国揚は、6か月連続の増加となる前年比6.9%増の6.5万TEU(同11.0%)。台湾揚は、2か月連続の2桁増加となる前年比19.2%増の5.5万TEU(同9.2%)となった。

品目別では、中国積の荷動き量が「家具及び家財道具」(前年比3.9%増)、「繊維及びその製品」(8.7%増)、「一般電気機器」(12.5%増)など上位を占める10品目が前年比、前月比ベースで増加となった結果、2ヶ月ぶりの増加となる前年比8.4%増の69.5万TEU(全体に占めるシェア64.9%)。

また、香港積は、3か月連続の減少となる前年比1.6%減の3.8万TEU(同3.6%)。ASEAN積は、前年比2.8%増の13.0万TEU(全体に占めるシェア12.2%)。南アジア積では、2か月ぶりの減少となる前年比2.4%減の5.4万TEU(全体に占めるシェア5.1%)だった。

最大の入荷国である中国揚の荷動き量は、「紙、板紙類及びその製品」(前年比22.1%増)、「繊維及びその製品」(同22.6%増)などの上位品目が2桁増加となった。また、「木材及びその製品」が過去最高の荷動き量を更新するなどにより、7か月連続の増加となる前年比12.3%増の21.9万TEU(全体に占めるシェア37.0%)。

また、香港揚は、11か月連続の増加となる前年比6.1%増の4.0万TEU(同6.8%)。ASEAN揚は、前年比2.8%増の13.0万TEU(全体に占めるシェア12.2%)。南アジア揚では、2か月連続の増加となる前年比8.8%増の4.1万TEU(全体に占めるシェア6.9%)だった。

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