明治の物流子会社、明治ロジテックは7月5日、厳しい鮮度管理が必要な乳製品の緻密な物流業務を実現する「新物流システム」を構築し、5月より稼動を開始したと発表した。
<新物流システム>
新システムは、NECの物流センター向けパッケージソフト「EXPLANNER/Lg(エクスプランナー エルジー)」を活用。
ピッキング・検品・出庫などの作業進捗・荷動き状況をリアルタイムに見える化し、KPI指標に基づいて、物流サービスの品質と生産性の向上を実現している。
明治ロジテックは、これまで人手作業で行っていた、顧客の要求に合わせた賞味期限の商品ロット抽出、ロット逆転防止、統一ロット出荷などを「EXPLANNER/Lg」で自動化することで、庫内作業の生産性を20%向上、センター運営コストを25%削減、誤出荷「0」を目指している。
今回のシステムは、荷主ごとに鮮度管理基準を設定できる機能など、詳細な日付管理・品質管理への対応が可能であり、食品・乳製品にとどまらず、医薬品等厳しい鮮度・品質管理の求められる物流システムへの応用も期待できる。
NECは今回の実績をもとに、「EXPLANNER/Lg」を幅広い業界に販売強化していくとしている。
EXPLANNER/Lgの詳細は下記URLを参照。
http://www.nec.co.jp/explanner/explanner-lg/