日本郵船とNYKグループ・サウスアジア(以下:NGSA)、NYKシップマネジメント(以下:NYKSM)の3社は11月15日、同社所有コンテナ船で重大海難事故が起きたとの想定で対応訓練を行った。
<合同訓練の様子>
事故は、コンテナ船がシンガポール港を出港し、シンガポール海峡の分離通航帯へ東向きに入ろうとしたところ、入港しようとしていたコンテナ船と衝突。衝突の際、本船船体の右舷後方に破孔が生じ、本船の燃料油約300トンが海上に流出と想定。
本船からNYKSMに緊急連絡、これを受けNYKSMと日本郵船、NGSA社は合同事故対策本部を設置した。
この事故に関する情報を、実際に現地当局に連絡し、「NYK TEMIS」の船体破孔部からの燃料油流出を最小限にするため、合同で事故処理対応を実施した。
日本郵船とNGSA、NYKSMは、重大海難事故発生時の関係者との連携や適切な情報伝達の重要性を再確認した。