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商船三井/排ガス粉塵除去装置を外航船舶に搭載・試験運用開始

2012年02月07日/IT・機器

商船三井は2月6日、日本海事協会と赤阪鐵工所とともに開発を進めてきた粉塵除去装置(DPF)を、同社グループ会社運航の外航船舶の発電用ディーゼル機関に同装置を搭載し、試験運用を開始したと発表した。

日本海事協会「業界要望による共同研究」のスキームにより研究支援を受けて、C重油を使用する舶用ディーゼル機関の粉塵除去装置(DPF)の開発に取り組んできたもの。外航船舶への自己再生型DPF搭載は世界初となる。

DPF装置はセラミック(炭化珪素)繊維を素材としたフィルターを内蔵し、排気ガスが通過する際にこのフィルターでPMを捕集する。排出されるPMの80%以上を捕集でき、黒煙排出の問題を解消する。

フィルターに捕集されたPMを自動的に燃焼除去する自己再生方式で、フィルターの 目詰まりを起こさずに連続運転ができ、乗組員のメンテナンスフリーを実現する。

実船試験運用は、約1年間(使用時間約4000時間)を予定し捕集性能等を検証。その後、使用耐久性の評価を実施する。昨年11月から試験を開始し、既に使用時間500時間以上を良好に経過している。

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