UPSは2月29日、世界のUPSのドライバー向けに、次世代携帯端末の導入を開始した。
<新型携帯端末「DIAD V」>
新端末は、第5世代配達情報収集端末(DIAD V:ダイアド・ファイブ)で、第4世代の約半分のサイズと重量で、耐久性に優れ、より大量のデータ保持が可能となっている。
ハネウェルインターナショナル社と共同開発し、0.5kgほどの重量で、より鮮明で大型のディスプレイを備えている。
日本では2012年に配備する計画で、世界規模での導入は2013年に完了し、約10万台が利用することになる。
カラーカメラを搭載し、配達証明機能の強化に使用できるとともに、業務向け以外にも、9万人のドライバーに同時に研修ビデオを配信することも可能となっている。
この他、ドライバーは渋滞回避のためDIAD Vの地図機能を利用することが可能。
UPSの既存のリニアバーコードやマキシコードなど多くのコードを解読することができる多次元撮像装置を備えている。
将来的には、多次元撮像装置を利用することにより、より簡単に貨物の受領者の署名を鮮明にキャプチャすることが可能になる。
携帯電話データネットワークの活用により、集荷の際に貨物情報がUPSのネットワークに送られ、可視化において重要な最初のステップが迅速化する。