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JX日鉱日石/仙台製油所を本格再開、出荷設備は今秋増設完成

2012年03月09日/生産

JX日鉱日石エネルギーは3月9日、東日本大震災の影響で石油製品の生産を停止していた仙台製油所を本格的に生産を再開した。

<出荷設備>
20120309jx - JX日鉱日石/仙台製油所を本格再開、出荷設備は今秋増設完成

仙台製油所の復旧にあたって、津波の影響を受けにくい場所への陸上出荷設備の移設、電気系統への津波対策などを講じた。

出荷設備は、現在の37レーンを52レーンに増強し、2012年秋に完全復旧を予定している。事務所棟への新エネルギーシステム導入、メガソーラー建設の検討をしている。

今までの復旧では、タンクローリー出荷設備を東地区へ移設した。津波の影響により、製油所の西地区に位置していたタンクローリー出荷設備が甚大な被害を受けたため、移設したもの。

同地区は、西地区より地盤面が高く、海岸との間に大型のタンク群を有することから、津波の影響が大幅に軽減されるものと想定している。

製油所周辺の道路事情を考慮し、西地区から出荷設備(東地区)へのタンクローリー入出構を可能とするため、大型車両が通行可能な東西地区連絡橋を昨年10月31日完成している。

建物1階部分にあった制御システムや電気設備が津波で水没したことにより、被害が発生し、製油所の復旧の大きな妨げとなったため、重要な制御システムや電気設備は、上層階への移設と建屋の水密性向上などの対策を講じた。

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