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ヤマト運輸/荏原製作所に73億円の損害賠償請求

2012年03月28日/物流施設

ヤマト運輸は3月28日、東京地方裁判所に荏原製作所に対する損害賠償請求訴訟を起こした。

損害賠償請求金額は73億8483万7969円と遅延損害金。

訴訟理由は荏原製作所から東京都大田区羽田旭町土地を取得し、物流ターミナルの建設を進めていたが、荏原製作所の旧建物解体工事が完了後に土地の表面と地中に、石綿(アスベスト)を含有するスレート片が広範囲にわたって多数混入していた。

混入は本件土地の瑕疵に該当するものと判断し、荏原製作所に対し、石綿含有スレート片の撤去費用等の負担を求めたものの、その負担を拒絶したため、訴訟提起に踏み切った。

ヤマト運輸では、この土地を854億円(12階建てビル含む)で取得し、施設・設備に約542億円を投じ、物流棟を中心に総延床面積約20万㎡の物流ターミナル(羽田クロノゲート)の建設を進めていた。

稼動開始時期は今年10月を予定していたが、石綿含有スレート片の撤去と処理により、2013年9月に変更した。

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