日本オラクルは4月26日、コンビニエンス・ストアのセイコーマートが、商品在庫の最適化・発注業務の効率化を目的に需要予測・自動発注システムを構築、その基盤としてオラクルのオペレーティング・システムを搭載したサーバーを採用したと発表した。
セイコーマートは発注業務の効率化、在庫の一元管理を目的に、過去の販売実績データの分析に基づいた需要予測・自動発注システムの導入に、Oracle Database 11g Enterprise Edition、Oracle Solarisをアプリケーション基盤とし、それらのシステム基盤としてSPARC T4サーバーとストレージ製品SunStorage 2540-M2の採用を決めた。
今回導入する需要予測・自動発注システムの本格稼働は、2012年6月を予定している。
セイコーマートは北海道を中心に1131店舗のコンビニエンス・ストアを展開しているが、扱う商品の原材料の生産及び調達、食品製造、物流、小売までをグループ会社で担うサプライチェーンを独自に構築している。
これにより流通過程における品質管理・コスト管理を明らかにし、自らコントロールすることで、安全な商品をお手頃な価格で提供し続けることを実現している。
需要予測・自動発注システムの企画と導入は、セイコーマートの子会社で配送と商品調達業務を中核とするセイコーフレッシュフーズが担当した。