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レンゴー/放射線遮蔽シートを開発

2012年05月05日/IT・機器

レンゴーと日本マタイは5月2日、放射線を遮蔽し線量を軽減する「放射線遮蔽シート」を共同開発したと発表した。

<放射線遮蔽シート>
20120502rengo - レンゴー/放射線遮蔽シートを開発

開発した放射線遮蔽シートは、熱可塑性エラストマーを素材とし、軽量で柔軟性に富んだフレキシブルな遮蔽材。

厚みは1mm~2mm、幅500mm~2000mmで、枚数を重ねることによって放射線遮蔽率を高めることが可能となっており、遮蔽率は、20mmの厚みで約50%、1mmでは約3%。

現在も高い空間放射線量を示す地域における実証テストを重ね特許を出願した。

外部からの放射線を低減したい部屋用の遮蔽材、除染時に発生する汚染廃棄物の仮置場での保管用カバーシートなど、幅広い用途での使用を見込んでいる。

福島第一原発の放射性物質流出事故により、現在も高い空間放射線量を示している地域や、除染後の放射性物質を含んだ廃棄物の仮置場などで、放射線を遮蔽するかが喫緊の課題となっていた。

用途は、壁材、床材などの建材、カーテン、カーペットなどの居住空間部材、除染時の仮置場などでの保管用カバーシート。

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