アサヒグループホールディングスは5月8日、味の素の100％子会社であるカルピスの全株式を1200億円で取得する株式売買契約を味の素と締結した。
カルピスの全株式を取得することにより、グループの国内飲料事業の基盤が強化され国内清涼飲料業界シェア3位を確保し、国内と海外飲料事業の強化、拡大を目指す。
当面カルピスの現体制を維持しつつ、商品ポートフォリオの補完をはじめ、調達、生産、物流、研究開発など事業活動の様々な面において協業をはかる。
買収価額は約1200億円だが、株式価値1190億円にクロージング時における手元現預金・運転資本などに基づいて追加して30億円が支払われる可能性があり、クロージング日までにカルピスが味の素へ少なくとも250億円以上の剰余金の配当を行い、当該金額が減額される予定。
