澁澤倉庫が5月11日に発表した2012年3月期決算は、売上高534億9600万円(前年同期比0.5%増)、営業利益27億2200万円(6.3%減)、経常利益23億7700万円(8.0%減)、当期利益9億3000万円(61.8%増)となった。
倉庫業務は、保管料収入が前期並みだったものの、震災の影響により流通加工業務等が減少したため、売上高は89億4900万円(1.8%減)となった。
港湾運送業務は、在来船の船内荷役業務が減少したほか、拠点の統廃合による上屋保管料の減少により、売上高54億1700万(1.5%減)となった。
陸上運送業務は、一般消費財の輸配送業務が伸長したほか、海上コンテナ輸送、引越業務の取扱いが増加し、売上高270億5500万円(3.5%増)となった。
国際輸送業務は、輸出貨物の取扱いが海上、航空ともに減少した一方で、輸入航空貨物の取扱いが伸長し、売上高38億4100万円(0.4%増)となった。
来期は、売上高542億円(1.3%増)、営業利益28億5000万円(4.7%増)、経常利益25億円(5.2%増)、当期利益14億5000万円(55.8%増)を見込んでいる。