三菱重工業は5月28日、今治造船とコンテナ船に関する技術提携協定を締結したと発表した。
省エネ船舶などで三菱重工が持つ技術開発力と、今治造船の高いコスト競争力を組み合わせ、国際市場で優位な体制を築くのが狙い。両社の造船所を効率的に運用することでシリーズ船など大量商談にも柔軟に対応し、高付加価値コンテナ船事業の強化・拡大に取り組んでいく。
今回の技術提携協定は、期間3年で以降の延長も可能。対象はあらゆるコンテナ船で、積載能力や推進機関などについて制限を設けていない。
両社は今後発生するコンテナ船建造商談について、船主側のニーズを踏まえ船型や推進機関その他の採用技術などに関する入念な検討を行い、提案をまとめ上げていく。