日本郵船は6月4日、グループ会社のエヌワイケイ・シップマネジメント社(以下:NYKSM)が5月25日、フィリピンのマニラに新事務所を開設したと発表した。
設立後10年で220隻規模の船舶を管理するまでに成長したNYKSMは、今後の船舶管理隻数の増加に備えるとともに、最も大きな割合を占めるフィリピン人船員のキャリアパス多様化を図るため、船舶管理業務を行うことを主目的とした事務所を初めてマニラに開設した。
船舶管理などの陸上業務に従事することによって、フィリピン人船員はグループ内で海技者としての幅広いキャリアを積むことができるようになる。
マニラ事務所の設立により、船員の「育成」「配乗」「研修」から船舶管理関連業務までをフィリピン国内で一貫して行うことが可能。