デンソーとデンソーセールスは7月26日、東京ドームホテルでセミナーと展示会「デンソーが考える輸送ITSの近未来2012」を開催した。
<セミナー会場>
<展示コーナー>
参加者は約270名。会場は展示コーナーと説明会コーナーに分かれ、展示フロアに展示されたドライブレコーダーや実物大の車載冷凍器に、参加者はセミナーの前後の休憩時間を利用して見学していた。
<デンソーの村上幸彦常務役員>
デンソーの村上幸彦常務役員は「今回のような大規模なセミナーと展示会を開催するのはデンソーにとって初めて。顧客視点の製品開発・販売のためにも、今日はたくさんの声をいただきたい」とあいさつした。
<デンソーセールスの藤井俊彦社長>
デンソーセールスの藤井俊彦社長は「自動車部品はもちろんのこと、冷凍機やデジタコ、ドラレコなどで高いシェアを得ている。また、モービルアイやドライバーステータスなど新しい技術も開発、今後も輸送業界に役立つ製品の普及に努めたい」と話した。
<デンソーセールス事業開発部の稲葉一郎部長>
セミナ―では、デンソーセールス事業開発部の稲葉一郎部長が「デンソーが考える運送業界の未来像」をテーマに講演。
今後の運送業界のキーワードを安全・効率・環境とし、中でもデンソーが追及しているとしたのが「安全」。「クルマ、人、道が密接な関係を持つ情報インフラの構築で、物流・運輸業を安全サイドから強力に支援していきたい」と説明した。
具体例として、信号と車、車と車、道路と車同士が情報のやり取りをすることで事故を防ぐ近未来の姿をCG等で紹介した。
<国土交通省の坂明大臣官房審議官>
セミナーの第二部では、国土交通省の坂明大臣官房審議官が「物流の活性化に関する政府の取り組み」について講演。
トラック産業の現状、トラック行政の取り組み、予算・税制、安全対策、環境対策、ITSの研究等について政府の取り組みを語った。
セミナーは東国原英夫元宮崎県知事の「ピンチをチャンスへ」の講演を最後に終了した。