日本通運は8月31日、航空輸送用GPS機能付データロガー(各種データを計測・保存する計器)を利用して、輸送中の温度・衝撃を確認できるシステムを開発したと発表した。
<GPS機能付データロガー>
顧客は航空輸送時や空港での貨物の状況をリアルタイムで正確に把握することが可能となる。
7月にビジネスモデル特許を出願済で、秋以降の本格運用を予定している。
システムは3Gの携帯電波網を利用し、電波が届く地点であれば、貨物状況(位置・衝撃・温度情報)が自動的にデータ送信されるため、インターネット上の地図情報と連動させることで、輸送軌跡問題発生ポイントをリアルタイムで確認できる。
現在、同社の国際航空貨物輸送状況検索システム「Air-Trail」で確認できるように改修を進めており、別途特許出願済の「防振パレット」と組み合わせて利用することで、貨物の衝撃防止効果を数量で確認することも可能となる。