日立建機は9月20日、2017年度までの5年間にわたり、ダンプトラックの自律運転に関する包括的な各種技術を開発し、提供していくと発表した。
<日立製作所製ACドライブ搭載のダンプトラック>
世界の露天掘り鉱山業界の顧客に対してのもので、車両に搭載した各種車体制御システムと管制システムを通信技術でつなぎ、走行や荷の積み下ろしなど、鉱山現場で必要な作業を運転手が乗っていない状態でも可能にするもの。
自律運転の現場での稼働試験は、2013年度から開始する予定。日立グループの総合技術を駆使して、最適なシステムを提供していく。
日立建機は、日立製作所製ACドライブを搭載したダンプトラックの開発で既に日立製作所と強力なシナジーを発揮。自律運転の技術開発においても、共同での取り組みを進める、としている。