大阪証券取引所は9月27日、ワールド・ロジがJASDAQにおける有価証券上場規程の債務超過に該当し、上場廃止に係る猶予期間入り銘柄となったと発表した。
2012年6月期決算において、債務超過の状態であったためで、ワールド・ロジが1年以内に債務超過の状態でなくならなかった場合は、上場廃止基準に該当することとなる。
猶予期間は2012年7月1日から2013年6月30日。
なお、ワールド・ロジは今後の見通しについて、財務体質の強化と赤字運転資金に充当することを目的に9月25日、第三者割当による新株予約権の発行を決めた。
しかし、58億8500万円の債務超過なため、新株予約権による調達による2013年6月30日までの債務超過の解消は困難な情勢としている。
今後、債務超過の解消を図り、上場廃止を回避が必要であるとして、業績の回復に努めるとともに、債務超過の解消を図るため、引続き債権者を含めた取引先の支援・協力と、何らかの資本増強の施策
を行うことで、現在の深刻な状況を脱却するとしている。