トラスコ中山/データベース基盤にSAP HANAを導入

SAPジャパンは、機械工具や物流機器などの工場用副資材(MRO)の卸売業トラスコ中山が、同社のデータベース基盤にSAP HANAの導入を決定したと発表した。

トラスコ中山は、これまで、SAPのERPアプリケーションを導入し、商品や在庫の管理を行うとともに、Web受注システム「WEBTRUSCO」や在庫適正化システムなどを連携し、運用してきた。

しかし、近年は取扱商品が100万点を超え、カタログ掲載の商品アイテム数だけでも約18万点、在庫アイテム数は約16万点に増えており、ERPアプリケーション内に蓄積されたデータは、数千万件に増大。

受注は1件が数千円単位の小ロットのため、データ処理でのトランザクションは、ますます膨大になり、既存の環境では各システムを連携した業務の遂行が困難となっていた。

ERPアプリケーション内のデータが必要な際は、従業員それぞれがアプリケーションから必要なデータを取り出して独自のエクセルで管理するなどしていた。

トラスコ中山では、自社が保有するデータを有効活用し、販売力の強化、取扱商品の拡充、商品在庫の拡充、顧客の利便性向上につなげていくため、大量のデータ処理も瞬時に実行できるSAP HANAの導入を決定した。

SAP HANAを導入することにより、顧客からの問い合わせや受注に短時間で対応し、業務の効率化につなげることも可能になる。また、在庫適正化システムとのデータ連携もバッチ処理からリアルタイム処理に変更できるため、より正確な在庫管理を行える。

トラスコ中山は、SAP HANAの導入に際して、2012年4月から従業員へのヒアリング等を開始、2013年1月までに要件定義を完了する予定。その後、同年2月から実装を開始し、2013年夏頃に稼働開始予定。トラスコ中山では、新システム稼働後には、カタログ掲載アイテムを22万点、在庫アイテム20万点に引き上げる計画だ。

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