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川崎汽船/4~12月の売上高9.5%増、当期利益94億円

2013年01月31日/決算

川崎汽船が1月31日に発表した2013年3月期第3四半期決算は、売上高8024億4200万円(前年同期比9.5%増)、営業利益106億2700万円(前年同期は316億1200万円の営業損失)、経常利益105億9100万円(前年同期は405億8300万円の経常損失)、当期利益94億300万円(前年同期は421億6600万円の当期損失)となった。

コンテナ船事業は省エネ対応の新造大型コンテナ船投入による運航効率化、減速運航などの構造改革や、閑散期の減便に取り組んだ結果、業績は前年同期比で改善した。

国際物流はタイ洪水後のサプライチェーン復旧のための緊急航空貨物の需要が下支えとなった。国内物流は復興需要が落ち着いた。物流事業の業績は、円高や内需低迷の影響を受けたが、コスト削減の効果もあり、前年同期比で改善した。

ドライバルク事業は期を通じて運航コストの削減やフリー船の極小化
に努めたが、市況低迷や円高等の厳しい事業環境が影響し、前年同期比で増収減益となった。

自動車船事業は、グループの総輸送台数が、東日本大震災やタイ洪水の影響を受けた前年同期と比べ約7%の増加となり、業績も前年同期比で増収増益となった。

液化天然ガス輸送船事業・油槽船事業は、中長期の期間傭船契約の下、順調に稼働した。

近海・内航事業は、近海船ではドライバルク輸送量は前年同期に比べ増加した。内航船では、不定期船輸送で石灰石、石炭の各専用船が安定稼働したが、小型貨物船では市況の低迷により前年同期比で輸送量が減少した。

通期は、売上高1兆1300億円(16.2%増)、営業利益110億円(-)、経常利益160億円(-)、当期利益100億円(-)の見通し。

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