経済産業省は2月4日、「中小企業IT経営力 大賞2013」で21件の受賞を発表した。
物流関連では、鳥栖倉庫が優秀賞（日本商工会議所会頭賞）を受賞した。
受賞の評価概要は、大口荷主の倒産による煽りで売上減少を招いたことから、サード・パーティー・ロジスティクス（3PL事業）への転進、社内業務の合理化、荷主ニーズの徹底的分析に基づくサービス内容の拡充、九州全域・本州への運輸地域拡充のための運輸業者とのコラボレーション、倉庫設備投資等の経営方針を決定した。これらを実現する方策として、IT活用を決意し、IT投資を続行。
高品質・高付加価値サービスの提供、提案営業の実施の結果、毎年10社近くの新規顧客の獲得、3PLとしてのサービス内容の拡充により売上高は順調に増加し、社内の業務改革の効果も加わって経常利益も上げることができた点が評価されたもの。
なお、「中小企業IT経営力 大賞2013」は、優れたIT経営を実現し、かつ、他の中小企業がIT経営に取り組む際に参考となるような中小企業等を表彰するもので、今回は203件の応募があった。
