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日本郵船/2隻のFPSO用船とオペレーション・サービスを契約

2013年07月17日/国際

日本郵船は7月17日、三菱商事との合弁会社を通じて、ブラジル沖BM-S-11コンソーシアムとの間で2隻のFPSO(浮体式海洋石油・ガス生産貯蔵積出設備)用船と操業を請け負うオペレーション・サービスの契約を締結したと発表した。

期間は20年間の長期にわたる。受注は6月6日に原油生産を開始した「FPSO Cidade de Paraty」に続く日本郵船にとって2隻目、3隻目のFPSO事業で、1隻目と同様に日本郵船の高い技術を持つ人員を派遣して操業に参画するとしている。

FPSO2隻は大型原油タンカーを改造して建造され、「FPSO Cidade de Marica」と「FPSO Cidade de Saquarema」と命名。それぞれブラジル沖合超大水深プレソルト層にあるLula Alto(ルラアルト)油田とLula Central(ルラセントラル)油田の開発に投入されることになる。

中国・広州で船体改造後、ブラジル国内造船所で船上プラント機器の搭載工事を終え、2015年後半から2016年第1四半期にかけて順次原油生産を開始する予定。

■「FPSO Cidade de Marica」「FPSO Cidade de Saquarema」概要(1隻あたり)
原油生産能力:15万バレル/日
ガス生産能力:600万立方メートル/日
原油貯蔵能力:160万バレル
水注入処理能力:3万5000立方メートル/日
係留方式:スプレッド・ムアリング方式

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