日本郵船は2月18日から、日本郵船歴史博物館で「日本郵船氷川丸」の模型を一般公開する。
模型の縮尺は1/48、全長3.4m、幅42㎝。
模型は第二次世界大戦前にカナダ・バンクーバーの日本郵船代理店で保管されていたが、戦中の対日資産凍結により、カナダ政府に没収されていたもの。
その後、競売で落札したアメリカ人の遺族がウィスコンシン州マニトワック市にあるウィスコンシン海洋博物館に寄贈・展示されていた。
日本郵船では、この間何度も模型の返還を試みていたが、ようやく今回の交渉を経て実現した。
模型は氷川丸の設計図面に基づいて精巧に作られた籾山艦船模型製作所の作品で日本近代海運史にとって貴重な文化財となる。
■日本郵船歴史博物館
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