いすゞ自動車は2月20日、国土交通省にエルフのリコールを届け出た。
不具合の部分は燃料装置(燃料タンク)。
トラックの燃料タンクで、燃料タンクバンドを過大な締付けトルクで固定したため、当該タンク内部のバッフル板(燃料液面の揺動を抑止する仕切板)のスポット溶接部に過大な力が加わっているものがある。
そのため、車両走行時の振動により、当該溶接部に亀裂が入り、そのままの状態で使用を続けると、最悪の場合、燃料が漏れるおそれがある。
全車両、燃料タンクバンドを改善品に交換するとともに、ナットを新品にし、ワッシャを追加し、対策の締付け方法で締付ける。また、燃料タンクのバッフル板溶接部を点検し、スポット溶接部に亀裂が生じているものは、燃料タンクを新品に交換する。
リコール対象車の台数は計3万34263台。不具合の件数は10件、事故はない。
■型式等は下記URLを参照。
http://www.mlit.go.jp/common/001027728.pdf