Zepol（ゼポ）は4月7日付で、米国海上コンテナ輸入の3月実績をまとめた。
アジア主要10か国発TEU（B/L・Loading Port/母船積地ベース・実入り・FROB含）は、前月から5.1％増加し前年同期比25.2％増の100万TEUとなった。
1月～3月累計では、前年同期比6.3％の増加（昨年1～3月の前年同期比は0.2％減の横ばい）となった。
米国向け世界合計（FROB含む）でも、アジア発に加えて、欧州発と南米発の前年比がそれぞれ18％増、22％増、中米発とカナダ発もそれぞれ、7％増、2％増で、世界全体では前年比19％増（前月比12％増）の171万TEUと昨年4月～6月並のレベル（平均173万TEU）となった。
国別では、アジア発の約6割を占める中国発は前月比3％増、前年比35.6％の大幅増を示したが、 香港（15.7％増）、台湾（25.5％増）、シンガポール（41.8％増）、ベトナム（22.3％増）、タイ（29.8％増）と前年比がいずれも2桁の伸びだった。特にベトナムなどからのトランシップ比率が高いシンガポールは42％増だった。
一方、韓国（3％増）、日本（2.2％増）、マレーシア（5.1％増）、インド（1.1％増）は一桁の伸びだった。
韓国と日本の自国分を表す荷受け地ベースの前月比はそれぞれ21.9％、11.9％増、前年比は9.4％増、2.6％増といずれも増加だったが、両国の差が目立つ。
日本直航分と釜山TS分を1～3月累計前年同期比でみると直航分が2.4％増だったのに対してTS分は25.9％増と増勢が続いている。
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南石正和
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