光英システムは4月にパナソニック システムネットワークス(以下:PSN)の資本参加により、パナソニックのグループ企業になった。
社名の変更なく、葦津嘉雄社長はかわらないが、代表取締役専務にPSNの山崎隆男氏が就任し、新たな事業展開が始まった。
葦津社長は、「多くの顧客に恵まれて、配車計画・車載端末のソリューションを展開し、450拠点12500台の端末を伸ばしてきたが、事業の継続性を考え、資本力・販売力の強いパナソニックとの資本提携を結んだ」と説明する。
大手コンピューターメーカーから独立し、独自のアプローチから、地図による配送計画システムを開始したのが1989年。様々な顧客のニーズに対応して、車載器との連動、携帯によるクラウドでの車載管理などをいち早く採用し、この分野でのリーダー的な役割を担い続けてきた。
大手企業の傘下になることで、顧客との長期的な継続利用を前提とした、商談、海外での販売需要を積極的に受け入れられることが、可能になり、同社ノウハウ自体が、より展開しやすくなると期待されている。
山崎専務は、「パナソニックは、ハードメーカー、業務用といえどもハードにこだわった事業展開が、基本にある。今回、輸配送分野で独特なノウハウソリューションを展開する光英システムへの資本参加により、市場拡大・ルートの拡大を図ることができる素晴らしい出会いだった。そのためにも、光英システムの良さをいかに引き出すかが、重要だと思います」と抱負を語っている。
すでに、パナソニックグループとの打ち合わせが相次いでおり、既存顧客、対象顧客からの問い合わせも増えているという。
■光英システム
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