サッポロビール、サントリー酒類、アサヒビールの3社は7月8日、容器品質の向上と環境負荷の低減を目的として、3社共通の「擦り傷対策びん」(中びん500ml)を導入すると発表した。
10月から順次導入を開始する予定。
従来の中びんは、製造時や配送時に側面やラベルに擦り傷が発生することが課題とされていた。
導入する「擦り傷対策びん」は、びんの胴部を0.2mm~0.3mm程度凹ませることによって、擦り傷の発生面積を抑制、ラベルを保護し、容器品質の向上につながる。
1本あたり10gの軽量化にもつながり、すべて「擦り傷対策びん」に切り替わった場合は、びんの製造時と配送時のCO2排出量を年間175t削減できる。
3社は、同じ形状のびん(大びん、中びん)を使用し、協力してリユースを進めている。回収、洗浄後に繰り返し使用することによって、環境負荷の低減を図っている。