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米国/6月度のアジア主要10か国発のTEU実績12.3%増

2014年07月14日/調査・統計

Zepol(ゼポ)は7月14日付で、米国海上コンテナ輸入の6月実績をまとめた。

アジア主要10か国発TEU(B/L・Loading Port/母船積地ベース・実入り・FROB含)は、前月から2.3%増加し前年同期比12.3%増の122万TEUとなった。

6月分レベルとしては2003年統計発表開始以来の最高で、1~6月累計では、前年比7.6%増となった。

米国向け世界合計(FROB含む)でも、アジア発以外も、欧州発17.2%増、中米発5%増、南米発15.7%増、カナダ発3.4%増といずれも好調で、全体の6月分は前年比11.2%増(前月比1.2%増)の189万TEU、1~6月累計では7.6%増(1067万TEU)となった。

アジア発の約6割を占める中国発は前年比8%増と4か月連続の増勢に加えて、香港だけが横ばいだったものの、他の8か国がすべてプラスで、韓国7.5%増、 台湾28.9%増、 シンガポール6.7%増、4月~5月がマイナスだったベトナム、 タイもそれぞれ32.2%増、3.9%増、 昨年末から連続プラスのマレーシア、インドもそれぞれ48.1%増、5.2%増の伸長を示した。特にベトナムが荷受け地ベースでは、初めて韓国を抜いて2位にランクされたことは注目される。

日本発直航分も12.9%増と5か月連続のプラスで、釜山経由トランシップ(TS)分は11.2%増と例月どおりの増勢を保っている。

日本発直航分の米国港別の内訳は、2港で6割を占めるロスアンゼルス、ロングビーチ港がそれぞれ16.2%増、5.3%増で、約2割のタコマ港が14.7%増、4%強を占めるサバンナ港はが117%増だった。

なお、7月3日に発表された、米国商務省4月貿易統計によると、アジア発米国向け主要品目別の5月分動向は、2013年の同時期とくらべて、重量・価額ベース合計では、それぞれ7.4%、4.3%の増加で、特に、家具類、機械・電子電機、鉄鋼、プラスチチック、自動車部品など上位品目の増勢が確認されている。

問い合わせ
ZepolJapan
南石正和
mnasneki@zepol.jp

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