日野自動車は7月29日、国土交通省にレンジャーのリコールを届け出た。
不具合の部分は原動機(ピストン)で、対象車の台数は計2万3271台、不具合の件数は161件、事故はない。
原動機のピストンで、製造工程ならびにピストン製造時に鋳込んでいるピストン冷却用の部品(耐摩環)の形状が不適切なため、ピストン内部に剥離が生じ、亀裂が進展するものがある。そのため、そのまま使用を続けると最悪の場合、エンジンが破損し、走行不能となるおそれがある。
全車両、原動機を点検し、ピストンが損傷しているものは対策品と交換する。ただし、走行距離が5万km以下の車両は、全ピストンを対策品と交換する。
■型式等は下記URLを参照。
http://www.mlit.go.jp/common/001049009.pdf