積水化成品工業は8月11日、常温で多温度帯の商品を運ぶことができる「多温度帯管理輸送容器」を開発したと発表した。
常温輸送においてひとつの容器で1種類の冷媒を用いて冷凍、冷蔵、常温それぞれの温度管理ができ、内容量の増減に対応した容器設計となっているため、効率的な輸送ができる。
容器を軽量化することで、荷扱いにおける負担を低減した。
通販やネットスーパーなどの宅配サービスが拡充しているが、冷蔵、冷凍品の輸送にはそれぞれの温度帯を管理するための車両や容器が必要だったが、この「多温度帯管理輸送容器」では、常温輸送においてひとつの容器で冷凍、冷蔵、常温それぞれの温度帯を管理することができる。
セッティングや作業性、輸送の効率を考えた容器設計を行っており、輸送に関わる資材やコストの削減も期待できる。
販売分野は、外食産業、小売・流通業、宅配サービス、物流業、食品メーカー、農産物、水産物等の一次産品、医薬品で、販売計画は2014年度に1億円、2015年度には2億円を見込んでいる。
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