国土交通省は11月12日、名古屋港埠頭と四日市港埠頭を特例港湾運営会社に指定すると発表した。
特例港湾運営会社に指定されることにより、重要な事業基盤であるコンテナターミナル等を構成する行政財産(国有港湾施設、港湾管理者が所有する港湾施設)の貸付けを受けることができるようになり、自社施設とあわせ、この港湾のコンテナターミナル全体の一体運営が可能となる。
現在、埠頭会社が港湾施設を整備する際に受けている無利子貸付制度による支援について、最大8割まで適用されるようになる。
国の無利子貸付けまたは補助を受けて新たに整備する荷さばき施設等について固定資産税・都市計画税が軽減(課税標準2/3)されるようになる。
■特例港湾運営会社の概要
名古屋港埠頭
所在地:名古屋市港区空見町40
資本金:25億1500万円
設立日:2012年12月3日
四日市港埠頭
所在地:四日市市霞2-26-2
資本金:2000万円
設立日:2014年6月16日