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三井倉庫/ソニーサプライチェーンの株式66%取得へ

2014年12月22日/SCM・経営

三井倉庫ホールディングスは12月22日、ソニーの物流子会社ソニーサプライチェーンソリューション(以下:SSCS-J)の株式66%を180億円で取得することで、ソニーと合意した。

SSCS-JのIPO事業(国際間の部材調達・供給)とCSO事業(修理部品の物流企画)をソニーグループ内の別組織に分離した後、物流事業専業になったSSCS-Jの全株式の66%をソニーから譲受する。

今後、関連当局の承認の取得などを条件に、2015年4月を目処に実行し、SSCS-Jが三井倉庫とソニーのロジスティクス事業に関する合弁事業を営む会社となる。

併せて、タイにおいて物流事業を営むソニーの子会社 Sony Supply Chain Solutions (Thailand) (以下:SSCS-T)の全株式をSSCS-Jが取得し、マレーシアにおいて物流事業とIPO事業を営むソニーの子会社 Sony Supply Chain Solutions (Malaysia) (以下:SSCS-M)が、そのロジスティクス事業を、SSCS-Jがマレーシアに新たに設立する会社(マレーシア新会社)に譲渡する。

なお、SSCS-J、SSCS-TmSSCS-Mの物流事業に関する業績(2014年3月期)は、売上高278億6700万円、営業利益14億2300万円。

三井倉庫グループでは、企業グループとしての成長拡大と事業戦略実現のため、中期経営計画「MOVE2013」を策定し、プラットフォーム型サービスの開発と提供に主軸をおき、アジア・パシフィック地域を中心に、積極的な投資も実施している。

今回の取引により、ソニーグループが保有する経験豊富な人材と、グローバルなオペレーション体制、生産計画と密接に連携した物流企画の立案ノウハウを活用することで、部品等の調達から、製造、販売までのサプライチェーン全般を視野に入れたプラットフォーム型サービスを確立し、外販物流業務の拡大を目指す。

■日本(SSCS-J)の概要(取引完了時点)
名称:今後、ソニー・三井倉庫で協議の上、決定
所在地:東京都品川区西五反田1-31-1
代表者:川﨑 成一
事業内容:ロジスティクス事業
資本金:15億5000万円
設立年月:1962年2月
株主:三井倉庫66%、ソニー34%

■タイ(SSCS-T)の概要(取引完了時点)
名称:今後、ソニー・三井倉庫で協議の上、決定
所在地:2126 Kromadit Building, 5th Floor, New Petchburi Road, Bangkapi, Huay Kwang, Bangkok 10310 Thailand
代表者:今後、ソニー・三井倉庫で協議の上、決定
事業内容:ロジスティクス事業
資本金:12.2百万タイバーツ
設立年月:1989年12月
株主:日本(SSCS-J)49%

■マレーシア(新会社)の概要(取引完了時点)
名称:今後、ソニー・三井倉庫で協議の上、決定
所在地:Lot 524, Jalan P10/10, 43650 Bandar Baru Bangi, Selangor D.E., Malaysia
代表者:今後、ソニー・三井倉庫で協議の上、決定
事業内容:ロジスティクス事業
資本金:今後、ソニー・三井倉庫で協議の上、決定
設立年月:今後、ソニー・三井倉庫で協議の上、決定
株主:日本(SSCS-J)100%

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