富士通は1月19日、安全運転を支援するウェアラブルセンサー「FUJITSU Vehicle ICT FEELythm(FEELythm)」を開発し、2月から運輸業向けに販売を開始すると発表した。
FEELythmは、富士通研究所が開発した独自のアルゴリズムでドライバーの耳に装着したセンサーから取得した脈波情報などからドライバーの眠気状態を検知し、本人と運行管理者に通知することができる。
デジタコなどの車載機と接続し、運行管理システムと連携させることで、運行管理者がドライバーの状態をリアルタイムに確認することができ、客観的なデータに基づいて最適な指示を出すことができるようになる。
将来的には、疲労やストレス、緊張状態などの検知データを蓄積し、ハザードマップに適用することで、事前に危険予測を行い運輸安全マネジメントの向上に繋げることが可能としている。
FEELythmの販売価格はシステムごとに個別見積もり。出荷開始時期は3月からで、販売目標は今後3年間で7万台。
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富士通
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