JFEエンジニアリングは1月19日、東一川崎中央青果から受注した川崎北部市場のリノベーションを完了したと発表した。
JFEエンジニアリングは、仲卸業者がこれまで荷捌きを行っていた施設(青果棟)とは別に、新たに2棟の施設を建設し、市場全体の動線を最大・最適化することで青果取扱量を従来の2倍以上に拡大し、取扱高を160億円から3年後には350億円へ引き上げる予定。
これらの新設した施設は、地上2階建てとすることで限られた敷地面積を有効活用するとともに、施設全体に冷蔵機能を持たせコールドチェーンに対応しており、取り扱われる青果を常に新鮮に保つことができる。
施設内では、青果のカットやパッケージなどの加工ができるため、小売業者へのサービスを向上し、拡販も支援する。
なお、東一川崎中央青果は、川崎中央青果と、東一西東京青果が2013年10月に合併した会社。東一川崎中央青果は、これまで2つの市場で行っていた青果卸売業務を川崎北部市場に集約したが、市場機能を最新化し、取扱量の拡大を図るため、このリノベーションを計画したもの。
■プロジェクト概要
発注者:東一川崎中央青果
工事名称:川崎市北部市場青果部配送棟建設工事他
建設場所:川崎市中央卸売市場北部市場
住所:神奈川県川崎市宮前区水沢1-1-1
施設仕様
施設1(青果棟) 地上4階建て、RC造、延床面積2万7400㎡
施設2(配送棟) 地上2階建て、鉄骨造、延床面積7700㎡、低温荷捌加工場3100㎡、常温荷捌場他4600㎡
施設3(パッケージ場) 地上2階建て、鉄骨造、延床面積1500㎡、低温荷捌加工場830㎡、常温荷捌場他670㎡