NSユナイテッド海運が2月2日に発表した2015年3月期第3四半期決算によると、売上高1207億1000万円(前年同期比5.3%増)、営業利益83億1000万円(前年同期は29.7%増)、経常利益97億2100万円(33.0%増)、当期利益80億3600万円(16.8%減)となった。
外航海運市況は、ドライバルクが、全船型市況で当初の想定を下回る低水準な推移となった。しかし、為替相場が想定以上に円安で推移したことに加え、配船効率の向上や減速航海による燃料費節減の徹底等の営業努力により、外航海運事業の業績は前年同期比で増収増益となった。
内航海運事業は、ドライ貨物がセメント需要の減退や一部天候不順の影響を受け鉄鋼関連貨物を除く輸送量が前年同期比で減少した。
通期は、売上高1590億円(3.5%増)、営業利益98億円(10.8%増)、経常利益104億円(16.6%増)、当期利益88億円(18.3%減)を見込んでいる。