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住友商事/千葉県習志野市に3.8万m2の物流施設開発

2015年03月17日/物流施設

住友商事は3月17日、千葉県習志野市に、延床面積約3万8000m2の物流施設「(仮称)習志野茜浜III」を開発し、2016年9月に稼働すると発表した。

<(仮称)習志野茜浜III>
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同地域に開発した住友商事の物流施設は、隣接する茜浜物流センターと併せて計3物件、総延床面積 13万445m2、資産規模は約260億円となる。

開発地の千葉湾岸地区は、首都圏エリアの物流施設の約15パーセントが集積する、首都圏最大規模の物流施設集積地。

その内、習志野茜浜地区は、東京港へ約33km、東京駅から最寄り駅のJR京葉線 新習志野駅まで約33分とアクセスがよく、住宅地を背後に控え労働力が豊富なエリアで、アパレル・通販事業者等の流通加工型物流拠点として適している。

最寄りの東関東自動車道谷津船橋ICが昨年度開通したことに加え、2017年度には、東京外環自動車道と東関東自動車道を結ぶ高谷ジャンクションが開通予定であり、さらなるアクセス向上が見込まれている。

施設は、4階建てで、流通加工型物流センターの使い勝手に配慮した配置計画、トラック接車バース、搬送能力を備え、少量・多頻度・短時間の配送ニーズにも、きめ細やかに対応する。

茜浜物流センターとの相互補完を図ることにより、拡張にも柔軟な対応が期待される。

計画は、アパレル・通販事業者を主なターゲットとしながら、その他の物流施設ニーズにも対応出来る汎用性の高さを兼ね備えた最新鋭の施設となっており、入居企業の誘致を進めていくとしている。

隣接する茜浜物流センター(I号棟・II号棟)は、ジュピターショップチャンネル、住商グローバル・ロジスティクス、その他複数のアパレル・通販事業者等の物流旗艦拠点としての機能を果たしている。

今後、住友商事は、リテイル・物流・不動産など、総合商社として各分野で培ったノウハウやリレーションを生かしながら、高機能物流施設の開発事業を推進する。

完成後に2014年2月に組成した物流1号ファンドへの売却を予定しており、これにより同ファンドの資産規模は500億円超に達する見込み。さらに新たなファンドを組成するなどにより、早期に1000億円規模への拡大を目指す。

■物件概要
(仮称)習志野茜浜Ⅲ物流施設開発計画
住所:千葉県習志野市茜浜3-6-2
最寄駅:JR京葉線新習志野駅
敷地面積:1万9369㎡
延床面積:3万8419㎡
構造・階数:鉄骨造、4階建(予定)
着工年月:2015年9月(予定)
竣工年月:2016年8月(予定)

参考
茜浜物流センター
住所:千葉県習志野市茜浜3-6-1
最寄駅:JR京葉線新習志野駅
敷地面積:4万8231㎡

I号棟
延床面積:5万6372㎡
構造・階数:鉄骨造6階建(倉庫部分4階建)
竣工年月:2006年4月

II号棟
延床面積:3万5654㎡
構造・階数:鉄骨造5階建(倉庫部分5階建)
竣工年月:2007年3月

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