SAS/国連商品貿易統計データベースを公開

2015年05月26日 

米国SAS Institute(SAS)は、国連(UN)統計局が27年間にわたり集計してきた3億行を超えるUN Comtrade(国連商品貿易統計データベース)へのアクセスが初めて可能となる「SAS Visual Analytics for UN Comtrade」の提供を発表した。

国際貿易は大小さまざまな規模の経済に影響を及ぼすため、産学官の組織はもとより、すべての人が国際通商に関する数字を読み取って利益を享受することができる。

SASと国連は、SASの高度なデータ・ビジュアライゼーション・ソフトウェアを駆使して、最も包括的な貿易データベースであるUN Comtradeからの洞察を世の中に提供するために協働している。

3億行を超えるデータの一部ではなくその全体を視覚化することによって、思わぬ洞察を瞬時に得ることができる。例えば、アニメーション機能付きの「Trade History(取引履歴)」のバブルチャートからは、過去10年の間に、中国がオーストラリアの主要輸入相手国から最大の輸出相手国へと変化したこと分かる。

また、「Trade Composition(貿易構成)」のビジュアライゼーションからは、ブラジルの鉄鋼生産が落ち込むとアルゼンチンに多大な影響を及ぼす可能性が高いことが分かる。

同様に、米国とマラウイの貿易関係のビジュアライゼーションからは、両国の貿易は、ほとんどすべてが米国のタバコ需要によるものであることが分かる。

SAS Visual Analytics for UN Comtradeは、クラウド・テクノロジーとハイパフォーマンス・アナリティクスを駆使して、数百に及ぶ貿易相手国と数千の取引品目の間の解明されていなかった事実を解き明かし、過去30年間の国・地域間の経済交流の実態を浮き彫りにする。

これまでは、ビッグデータをリアルタイムに分析してナレッジを収集できるのは大規模組織だけに限られていた。しかしこれからは、誰もがWebを通してこの貴重な情報にアクセスすることができる。

これによって、政策担当者から一般企業、研究者、一般市民に至るまで利益を享受できるようになる。

利用者は、輸出入、貿易収支、貿易構成、ミラー統計、取引履歴、データ、履歴解析の項目に関してさまざまな手法でデータを探索できる。

SAS Visual Analytics for UN Comtradeは、いくつものインタラクティブなビジュアライゼーション機能を無償で提供している。例えば、数百の貿易相手国、数千の取引品目の中から報告の食い違いをトラッキングするミラー統計分析は無償で利用可能。より詳細な情報を得る場合には、課金ベースの有料のアドバンス版レポートが適しているが、利用者は無償のバージョンを使って調査のための貴重な情報を収集でき、意思決定に役立てることができる。

有料版の利用料金は週25ドル、月50ドル、年500ドルと低価格に設定されている。

■SAS Visual Analytics for UN Comtrade(英文)
http://www.sas.com/en_us/software/visual-analytics-comtrade.html

■問い合わせ
SAS Institute Japan
広報
TEL:03-6434-3700
jpnpress@sas.com

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