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NEC/立体物の画像・重量検品ソリューション販売開始

2015年07月23日/生産

日本電気(NEC)は7月23日、画像認識技術を活用し、食品・飲料品・医薬品など立体物の商品の自動検品を可能とする「画像・重量検品ソリューション」販売開始した。

<画像・重量検品ソリューションのディスプレイ部検品NG画面>
20150723nec21 500x375 - NEC/立体物の画像・重量検品ソリューション販売開始

<ディスプレイ部検品OK画面>
20150723nec22 500x375 - NEC/立体物の画像・重量検品ソリューション販売開始

<展示のデモ風景>
20150723nec23 500x334 - NEC/立体物の画像・重量検品ソリューション販売開始

これまで、バーコード等の付いていない平面商品を自動検品する画像・重量システムは開発していたが、平面商品だけではなく立体商品までも識別する機能を追加開発した。

NEC独自の高速・高精度な画像認識技術と重量計を活用し、検品対象の商品の品目と数量を瞬時に特定する。

バーコードなどの商品識別情報や人手による目視確認が不要で、自動で正誤確認を可能とし、物流現場の出荷検品業務の効率化と品質確保を同時に実現する。

画像を保存することで、出荷内容の確証としても利用可能だ。

平面商品を自動検品する画像・重量システムでは、コストとスピードが共に約2割向上したという数字を挙げていることから、今回のシステムもそれ以上の効果を見込んでいる。

価格は5000万円(税別)、発売は7月23日からだが、提供開始日は2015年度第4四半期。販売目標は今後3年間で50社としている。

なお、物流現場では、通販市場の拡大や、企業のグローバル化、国際間取引の増加などに伴い、小口貨物の増加や荷物の多様化が進んでいる。

物流工程全体の自動化が進む中、検品業務に関しては人手による目視確認が多く行われており、また類似品の誤認識を防ぐために二重、三重で読み合わせ検品を行っているケースも見られるという。

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